梅雨時のカビ・ダニについて


うっとうしい梅雨。そして蒸し暑い夏。高温多湿の環境は、カビ・ダニの繁殖条件を つくりやすくします。日頃から対策をきちんとこころがけて、カビ・ダニを寄せつけない快適な 住まいを守りましょう。

 


カビを知る


カビの発生条件

室内にカビの胞子があると、栄養分、酸素、温度、湿度 の条件が揃えばカビが発生します。

  • 栄養分
  • 畳はもちろん、畳の上に落ちているチリなどもカビの栄養源となります。
    また、畳以外にも有機性の建材であればカビの栄養源となります。
  • 酸素
  • 他の生物とあなじように、カビも成長するために酸素を必要とします。
  • 温度
  • カビの成長の適温は摂氏25〜30度付近ですが、カビの種類によっては0度以下や 40度以上でも成長が可能です。
  • 湿度
  • 湿度が大体70%を超えると、カビが発生しやすい環境になります。
    また、温度が高くなるほど成長できるカビの種類が増え、カビの成長速度も速くなります。

● カビ対策のポイント

カビの繁殖をおさえるには、上記の条件が揃わないようにする必要があります。
このうち、栄養分・酸素については取り除くことはできません。また、温度についても 人の生活できる温度ではカビも成長しますので、温度のみのコントロールではカビの発生を 抑えるのは難しいと言えます。

ですから、湿度をコントロールすることがカビの発生を抑えるのに有効といえます。

● 日常の中での対策

日常生活の中でもできる対策としては、換気・除湿・掃除 に気を使うことです。
掃除を丁寧かつこまめにする事でダニやその糞の数を減らし、エサになるちりなども取り除くようにします。 また、カビの定着・生長も掃除によって防ぐ事ができます。

  • 換気
  • 換気のコツは、空気の流れを作ってやる事です。
    窓が2つ以上ある場合は、一つを空気の入り口にして、少し離れた窓をあけて出口にしてやれば、 その間に空気の流れを作る事ができます。換気扇があればできるだけまわす様にしましょう。

    空気の入り口になる窓は、全開にせずに少しだけ開けるようにすると、空気の流れが速くなってより効率よく換気ができます。 換気は晴れた日の昼間に行なうようにすると良いようです。
  • 除湿
  • 換気は室内の湿気を追い出すために有効な手段ですが、長雨が続く日などのように外気の湿度が高いときは、効果が得られません。
    このようなときはエアコンや除湿機を使って除湿する必要があります。湿度計を置くなどして、湿度をこまめにチェックするようにしましょう。

    家を留守にするときは、タイマーを使って2、3時間程度除湿するようにしましょう。
  • 掃除
  • 掃除をしやすくするために家具の数を極力抑え、配置を考えるようにしましょう。
    また、壁にぴったりとつけずに少しあけておけば、家具の裏側の掃除がしやすくなり、 空気を通りやすくして湿気がこもりにくくすることができます。

● その他の対策法

・年2回程度「畳干し」をする。
・畳の上にカーペットなどを敷かない
 畳が吸収した湿気が発散できず、湿気がこもった状態になってしまいます。
・室内に洗濯物を干さない
 干す場合は、浴室に干して換気扇をまわすようにしましょう。
・加湿器を過剰に使わない
 暖房の効いた室内では、窓や外気に接した壁側に「結露」をおこしやすくなります。
 結露はカビを発生させる原因になるので、あまり湿度を上げすぎないようにしましょう。